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借金地獄から生還した司法書士の懺悔録
壮絶な借金地獄から生還した自らの体験を基に、多重債務の相談に尽力している司法書士が綴る、赤裸々な懺悔録
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銭に狂った我(7)
或著名な思想家は、幸福は消極的であり、不幸は積極的であると言っている。言い換えれば不幸は現実であり、幸福は非現実とも言える。
ロシアの作家は幸福な家庭は皆同じだが、不幸な家庭は様々であるとしている。日本のハンセン病作家は、(根本的な治療薬が無かった時代)
自身の病からくる「苦痛」そのものが真理であり、それ以外のどんな宗教も思想も信じない、と痛切に語った。人の夢と書いて儚いと読む。
「楽しゅうて、やがて悲しき鵜飼かな」という句もある。
以上以外にも古今東西において、同様な警句は多数残されている。
「幸福」を追求することがいかに空しいかは、これでお解りかと思う。
但し、私は決して「厭世家」では無いが、宗教の縁を歩いて生きたいと考えている。(このことはもう少し考えてから詳しく述べたいが、私にその能力があるかどうかは疑問である)
貨幣に対する感情は、この人間が誰しも持っている幸福追求の欲求と、密接関係していることは勿論言うまでもない。
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銭に狂った我(6)
言うまでもないが、お金は人間の大半の欲望が実現できる道具である
一義的にはあらゆる「不幸」と「幸福」がお金によって左右される。
お金こそ万能の神であり、「幸福」を求めるあらゆる人間の渇望の対象である。およそ「幸福」を求めない人間は皆無であり、自殺者さえ「幸福」を求めその境界を越える。しかし、例えば長年欲しかった物(家、車、ブランド商品、異性他)を苦労の末我々が手に入れた場合を考えて見よう。その瞬間は大きな幸福感に満たされる事は誰しも経験したことであるが、残念ながらその至上の幸福感は決して永久のものでは無く、
手に入れた物によって多少の相違があるが、せいぜい半年か1年もてばよい方でる。但し人によっては、一生幸福感に満たされていると主張するかもしれないが、これは私に言わせれば、異常な虚栄心と優越感の持ち主であり、一般的にはこのような人を「俗物」と呼んでいる。
私は、お金以外に幸福があるなどと言ってるのではない。この点は次回述べるつもりである。
銭に狂った我(5)
お金に対しある種の軽蔑感が、私には抜きがたく存在していた。
(これは過去に「学生運動」に多少係わったことに起因している。初期マルクスはシェークスピアから引用し、お金を「黄金色の悪魔」と表現しており強い印象を受けた。)
貯蓄、資産の購入などはもっとも小市民的行為であり、唾棄すべきものとして批判していた。お金が身に付かなかった理由の一つである。
既に述べたが10年も浪費者として生活していたが、もう一度自分の精神を再構築しなければ展望が開けないと思い一旦司法書士を廃業し、以前から社長を知っていたNハウジングに入社した。
32才位だったと思う。同社はマンション管理を中心とした会社であり、
(現在は上場している)とりあえずそこの不動産仲介のセクションに配属された。初めてのサリーマン体験である。ここでの体験談は次回にしたいが、約4年勤務した。
銭に狂った我(4)
司法書士の仕事はある面単純作業の繰り返しであり、独立した場合は同業者との関係も希薄である。収入が得られる反面ある種の「孤独感」に襲われる場合がある。勿論子供でもいればそんな贅沢は言えるものではないが、嫁が店を経営していた関係で、あえて子供を作らなかった。
この事は私が(今後は「我」は使わない)「大人」になりきれなかった原因の一つである。いつまでも独身のような気持ちでいたことも事実である。約10年間の「浪費」の総額は莫大であり、ゆうに都内で一戸建が買える金額である。私の出自は決して貧しくは無かったが、裕福とも言えず、「金」に対しての訓練が不足していた。
一般的に裕福な家庭に育った人は、極端な浪費家には成らない場合が多い、これは家庭の教育において、きちんと金に対する態度を親兄弟がしつけているからである。
銭に狂った我(3)
独立直後から、大手銀行からの仕事があり、かなりの収入を得ていたが
新宿クラブハイツになじみの女ができ、略毎日通い詰め金は右から左であった。店が跳ねた後は、当時あった「ディスコ」「サパークラブ」
「ホストクラブ」などで遊び、殆んどへ寝ないで仕事に出る事もしばしばあった。20代前半であったが、良く体力がもったものである。
その様な生活を10年ほど続けたが、流石に「飽き」が来て、又、あまりにも仕事が単調であり、(高収入ではあったが)何か「疑問」が生まれた。(この最初の10年が我の第一次バブルである)



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